40歳を迎えて実感することは、スキンケアをサボったらその分肌に現れてしまうということだ。
悪い意味で肌は応えてくれる・・・。
仕事柄、美容記事や化粧品について、これまで情報が知識としてたくさん蓄積されていたのにも関わらず、
自分の肌を放置していたことに今さらながら気づいてしまった。
とうとう、20代・30代の肌とは違うレベルになってきたのだ。
そうなると、雑誌や広告を見て目に留まるのはアンチエイジング化粧品や美容機器など。
今や肌老化に歯止めをかけるために、さまざまなモノがあふれているので、
その中から自分に合ったものを選ぶのは至難の技。
いいと言われる物はさまざま試してみたが、残念ながら続いたことはなかった。
そんな時、フェイシャルマッサージを直接教えてもらう機会があった。
今までサロンなどで自分がマッサージをされる側だったことはあっても、
マッサージを教えてもらう経験はなかったため、私にはとても新鮮な体験だった。
そのおかげで私はマッサージをし続けよう!と決めたのだ。
その理由は、自分の肌に危機感を抱いていたことが大きかったが、
それよりも私の心を動かしたのは講師のマッサージに対する熱い想いだった。
私が化粧品を買うときの選択基準は「この化粧品が自分の肌をどうしてくれるのか」だけでなく、
「開発者やメーカーがどんな想いでこの化粧品を作ったのか」。
その想いを直接聞ける機会はほとんどないが、
直接ではなくても本当の想いを伝えれば人の心に伝播し、
共感されていくものだと私は信じている。
女性が、星の数ほどもある美容製品の中から自分に合うものを選ぶとき
「安い」「高機能」だけでは味気ないものだ。
感情を動かされたり、共感できたりするところがあるからこそ選んでいる部分があると思う。
特に肌をお手入れする化粧品は、ずっと自分に寄り添ってもらう存在。
売れ続けている化粧品は、そこが秀でているのだと思う。
マッサージを習ってから6ヶ月が経過したが、
私は今でもそのマッサージを続けている。
始めてから、周りの人に「顔がすっきりした」「肌の色が白くなった」など言われて、
うれしくなってマッサージをし続ける。
そして今度は友人や周りの人にもそのマッサージを教えるという、
まさにそれは、化粧品が“売れる”ための良いスパイラルになっていた。
(M・I)