なかなか買い物にいく時間がない共働きの我が家では、通信販売をよく利用します。
電球や洗剤などの日常品だけでなく、夫のものや子どもたちのものもなるべく通販で購入。
ポイントを貯めるために、注文はすべて夫の名前でまとめています。
在宅日を指定して配達を依頼するため、土日となるといくつもの荷物が届きます。
待ちに待った私のコスメが届いたとウキウキして荷物を開けてみると、夫の髭剃りだった、
なんてこともしばしば。
夫も同様、週末届くのを楽しみにしていたDVDだと思って開けたら、子どもの絵本だったり、
私のストッキングだったり・・・。
通販化粧品のようにメーカーから直で届くものは、特徴的な箱の場合も多いので、
だいたい何がどこから届いたか分かりますが、通常はほとんど同じような色、形の箱のため、
中身が何であるか分かりません。
配送業者に対応して荷物を受け取った者は、自分が楽しみに待っていたアレだろうと、
意気揚々と箱を開けるのです。
そこに予想もしなかったものが表れ、わざわざ箱を開けた手間を考えると、時にはイラつき、
時にはなんでこんなものを勝手に買っているんだと、自分のことを棚に上げて怒りが込み上げてくるのです。
通販会社から言わせれば、「お届け先の住所とご依頼主の名前も書いてあるのだから箱を開ける前に確認して」と言われてしまいそうです。
しかし、「受領印ください」と差し出されるあの紙、文字は小さすぎて見えず、確認もせず適当にハンコを押しているのが現実です。
届いた箱の中に何が入っているのか、ひと目で分かるようにはならないものでしょうか!
あるいは、誰宛ての荷物か、ひと目で分かるようにはならないものでしょうか!
通信販売を利用するのは、時間がないから家にいながら買い物したいとか、
荷物を運ぶ手間を省けるからなどの理由とともに、“人知れず購入したい”という理由も大きいはず。
そう考えると、家族にはもちろん配送業者の人にも中身を知られたくないことでしょう。
そんな人にとっては、荷物がひと目で何だか分かってしまうのは好ましいことではありません。
そこで提案です。受取人名の後に、識別できる何かを印字するのはいかがでしょう。
我が家であれば受取人名である夫の名前の後に、【父】【母】【娘】と、
または家族で記号のルールを決めておいて、【A】【B】【C】と。
注文時に入力する、〈お名前〉〈会社名〉〈郵便番号〉〈ご住所〉に加え、〈記号〉の欄を設けるのです。
日本 太郎 娘 あるいは 日本 太郎 C
のようにです。
これなら誰宛ての荷物か、受け取った人がすぐに分かります。
そして荷物の内容を配送会社の人に知られることもありません。
家族みんなが同じ名前で通販を利用している我が家のような家庭に、
何箱も荷物が届き、いくつもの箱を開けて最後にやっとお目当ての荷物が出てきてイライラ…。
そんなストレスもなくなるのではないでしょうか。
これもまた通信販売の新しいサービスのひとつとして、考えていただければと思います。
(M・O)