先日、40代の女性をターゲットにした雑誌をパラパラとめくっていたら、
「眼鏡ジミは“顔のゴミ”です!」という記事のタイトルが目に飛び込んできた。
眼鏡ジミは、つまりは色素沈着と肌の凹み。その言葉自体にはなじみがなかったが、
“顔のゴミ”呼ばわりしていることに強いインパクトがあった。
しかも、それは私の顔にもしっかりとある。
記事には、「眼鏡をかける時間が長くなると
肌の衰えにより眼鏡の跡が眼鏡ジミへと加速します」と書いてあった。
私は普段コンタクトレンズを使用しているが、
家に帰るとすぐにコンタクトレンズを外して眼鏡をかけるし、休日は一日じゅう眼鏡で過ごすことが多い。
恥ずかしながら、眼鏡をかけたまま寝ていた、なんてこともたまにある。
長年こんな生活を送ってきたものだから眼鏡の跡が消えないのは当然で、
最近では半ばあきらめにも似た気持ちを抱いていた。
ところが今回この記事を読んで、眼鏡の跡をなくしたい!と強く思った。
“顔のゴミ”と書かれているものを、このまま放置しておいていいわけがない。
しかも、私はあと何年かしたら老眼鏡が必要になるだろうから、
眼鏡をかける時間が長くなってシミがさらに濃くなるのは必至。
早く対策を講じないと手遅れになってしまう――。
誌上には、普段眼鏡を使用しているモデルやライターらが登場。
彼女たちは、透明な鼻当てパットを眼鏡に貼ったり、
目立たない絆創膏・テープを直接肌に貼ったりして鼻に跡がつかないよう工夫していた。
一方、すでに眼鏡ジミができてしまったという人は、
皮膚科でハイドロキノン(究極の美白成分と言われ、シミを薄くする)を
処方してもらい塗布していると紹介されていた。
けれど、眼鏡をかけるたびに顔にテープ類を貼ったりするマメさは私にはないし、
皮膚科に通うのは面倒くさい。シミ取り専用レーザーに挑戦するつもりも今のところない。
そこで、セルフケアで眼鏡ジミをなくすことはできないものかとインターネットで調べてみたのだが、
意外にも眼鏡ジミに特化した商品は見当たらなかった。
だから今後は、スティックタイプの眼鏡ジミ専用のケア用品や、眼鏡と一体になったシミ消しパットなど、
眼鏡ジミ対策アイテムの登場を期待したい。
世の中には眼鏡ジミを気にしている男性だっているだろうから、案外、需要はあるのではないか。
そして、眼鏡店でも眼鏡ジミ対策アイテムを販売するようになれば、
年齢や性別を問わず幅広い層に受け入れられる商品になる可能性があると思うのだが、いかがだろうか。
(M・O)