映画が好きで、よく映画館に観に行っています。
そうすると、おのずと数多くの予告編も観ることになり、
そこから次に観る作品を決めることもしばしば。
その予告編が、なかなかのクセモノなのです。
つい先日も、映画を観に行った際にいくつかの予告編が流れました。
その中で、ハラハラするようなサスペンス仕立ての映画が紹介され
「これは面白そう!」と思い、後日観に行きました。
すると、本編が始まってびっくり。
予告編で観たようなスピーディーかつスリリングな展開はなく、
じっくりと人間ドラマを見せる、社会派の映画でした。
つまり、予告編とぜんぜん違う映画だったのです。
それはそれで、決して悪い作品ではなかったのですが、
予告編で受けたイメージとのギャップにモヤモヤしてしまった私。
結果的に、あまり満足できないまま映画館を後にしました。
そこで私が思ったのは、
どんなに優れた予告編をつくっても、それが本編の内容とあまりにかけ離れていたら
結果的に、満足度は下がってしまうということ。
期待を煽ることで、その場の売上は稼げるかもしれませんが
私のようにモヤモヤした観客からクチコミの輪が広がることはなく、
最終的には作品の評価は下がってしまうのではないでしょうか。
これは、私たちが手がける化粧品についての販促企画や制作物にも
同じことがいえるのかもしれません。
商品の持つ魅力をしっかり分析した上で、
どのように情報を編集して、どのような演出をするか。
そこがうまくいけば、実際に商品を手に取ったお客様から満足が得られ
ヒットにつながるのではないかと感じます。
(Y.U)