近年、人工知能(AI)に関するニュースを頻繁に耳にします。
将棋の「電王戦」では、
天才と呼ばれるプロ棋士が将棋ソフトに完敗したかと思えば、
ロボットが接客サービスをしてくれるホテルまで登場。
私たちの想像をはるかに超えるレベルとスピードで、
人間社会におけるAIの活動範囲は日々確実に広がっているようです。
MM総研の発表によると、
日本国内におけるAIの市場規模は2016年度が前年比約2倍の2220億円となり、
今後、年平均20.4%で成長する見込みとのこと。
そんなAIを美容・化粧品のカテゴリーで活用できる新鮮なアイデアはないだろうか。
AIに関しては全くの素人ですが、色々と考えてみました。
たとえば、コスメカウンターに「ロボット美容部員」がいたらどうでしょうか。
お客さまと会話ができる人間型ロボットで、肌診断の機器も内蔵されている。
そんなロボット美容部員が肌悩みをヒアリングしてくれて
さらに診断機器で測定した結果をその場でいろいろと説明してくれたら、
ちょっと面白いのでは。
AIには、人間が作成したテキストや会話の内容・特徴を分析することで
「性格診断」をする能力があるのだとか。
たとえば、肌についてのカウンセリング結果を分析して、
その人の肌状態だけでなく生活習慣や性格に合わせたきめ細かいお手入れアドバイスを
AIがしてくれたら、お客さまの満足度はもっと上がるかもしれません。
ほかにも、AIは画像を認識する能力が大変優れていて、
人間には絶対にわからないような特徴や違いを見分けることができるそうです。
それならば、一人一人の顔立ちや肌の色を細かく分析して
世界にひとつしかない「自分だけのメイク」を提案するサービス、なんてどうでしょう。
…と、妄想は膨らむばかりですが、
思いついたアイデアはどれも「いかに消費者の気持ちに寄り添うか」ということでした。
AIはあくまでサービスや技術を向上させるための「手段」。
どのようなコミュニケーションがお客さまに喜ばれるか、という「目的」においては
どこまでも人間の気持ちが頼りです。
新しい技術やテクノロジーに目を向けながらも、
「キレイになりたい!」「美容を楽しみたい!」という気持ちの部分も忘れずに、
色々な企画を考えていきたいと思う今日この頃です。
(Y.U)