プロ野球が大好きで、ひいきにしているチームのホーム球場に足を運んでは
外野席でビール片手に応援歌を歌っています。
チームの成績は、怪我による主力選手の離脱が相次いだこともあり、
シーズンを通して絶不調。
悲しさがマヒして笑ってしまうほどぶっちぎりの最下位で、
2017年は秋がはやばやと来てしまいました・・・。
そんな散々なチーム状況にも関わらず、
不思議なことにホーム球場への来場者数が他球団よりも増加していたそうです。
あんなに負けてばかりの試合を見るために人が増える!?
チームへの愛はあっても、信じがたいことです。
勝ち試合の後は肩で風を切って歩く清々しさですが、
負けた時は「明日があるさ」と思いながら、
「明日も仕事に行くのか・・・。」などと
試合とは関係ないことにまで気が重くなるものです。
しかしふり返ってみれば、球場に行って、
空席が目立つと感じる日がなかったような?
数年前はいつでもかなりガラガラで、
どこにでも座り放題だったのに、不思議です。
なにが変わったのか、考えてみました。
- イベントが増加
ビール半額デーに、唐揚げナイター、先着者限定のグッズプレゼントデーなど、
イベントが充実してきました。
もともとあったけれど確実に増えているし、
チームのファン以外にも知られてきているのかもしれません。
一度ファンに連れられてきた人が楽しかったから
また来るなどの好循環があるようにも思えます。
なんにしろ、球団の企業努力によるところが大きいと思えます。
- 楽しめる球場グルメが充実
人気選手がプロデュースした特別メニューが、お目見えしました。
普通のメニューにひとつかふたつトッピングがつくだけだとしても、
例えば「○○選手の△△丼」と名前がつき、
店頭にその○○選手が△△丼をほおばるポスターでもあれば、
割高でもなぜか選ばざるをえない魅力が生まれます。
さらに有名居酒屋の出店などもあり、
ますます美味しいものが楽しめるようになりました。
- 女性への積極的なアプローチ
前出の2項目も女性が大好きな要素ですが、
レディースデーや、女性用ご招待席(抽選)を設けるなど、
はっきりと女性に向けたサービスが充実してきました。
様々なキャラクターとコラボした可愛らしいアイテムや、
日常にもさりげなく溶け込むアクセサリーなど、
女性ファンの心をつかむグッズ開発も盛んです。
シーズン前には、主に女子トイレの洋式化改修工事も進められていました。
- 他球団のファンの増加
ホームゲームで負けるということは、
当然ながら対戦チームが勝つということです。
勝っていれば、他球団のホーム球場でも気分よく堂々と観戦できるというものです。
その快感により対戦チームのファンがリピートしているのかもしれません。
前出の3項目の恩恵は、球場に来る人誰でも受け取れるものですし、
相乗効果で気分のいい球場のファンになっていることも考えられます。
そういえば去年までより、
ビジター側の応援がやけに元気で迫ってくるように感じていました。
人数の増加によるものだったとすると、合点がいきます!
・・・といった点が、思い当りました。
どれもすべて、居心地の良さや喜ぶであろうことに目をむけた、
お客様目線の改善が功を奏したように思えます。
そしてそういった雰囲気の変化に、より敏感なのが女性です。
何であれ“女性が喜ぶ”にポイントをおいた発想が、
集客アップの近道なのではないかと思います。
今後ますます、女性が楽しめるきれいな環境と雰囲気の球場に進化しますように。
そして、来年は勝つ喜びを存分に味わうことで、
ますますチームのファンの来場を増やしてもらいたいです!!(切実)
(Y・Y)