今年ももう数週間で終わりますね。
皆さんは、2019年はどんな一年でしたか?
私は、立て続けに怪我をして、2回も手術をするという残念な年でした。
しかも2回目は右肩の手術だったので、きき腕が不自由になってしまい、洗顔やスキンケア、シャンプーも難しい状態になってしまったのです。
手術前は、「入院生活はきっと時間がたっぷりあるだろうから、スキンケアのお試しサンプルや、ホワイトニングマスクをたくさん使って、肌のお手入れにいそしもう」と張り切っていたのに、ろくに使うことができません。
洗顔フォームを泡立てるのも、美容液やクリームを塗り重ねるのも。
ましてや、マスクを顔に貼る行為なんて、至難の業です。
がっかりです。
とはいえ、入院当初はなんとか最低限のスキンケアをしていました。
するとある日、隣のベッドの入院患者さんから、
「いつもキチンとスキンケアしてますね」と声をかけられたんです。
一室に4人の大部屋だから、隣の人がたてる音が自然と聞こえます。
スキンケアアイテムを肌につける音が、耳に入ってきたんでしょう。
私としては、充分なケアができなくて不満でいっぱいだったのに、
彼女には美容に熱心な人ととらえられたようで、とても感心されました。
そういえば、ほかは誰一人、朝も夜も肌の手入れをしている様子がありません。
腕が不自由な病気じゃないのに……
長く入院していると、社会と接することが少なくなります。
だから、肌のお手入れや、ましてやメイクなどに必要性を感じなくなるのかもしれません。
体調が悪いと、スキンケアをしようという気力もなくなってしまいます。
実際、私も入院生活が長くなるにつれて、日に日に手抜きになっていきました。
出かけることもないし、毎日お見舞いに人が来るわけでもない。
しかも、腕が痛くて、自由に使えないから億劫になっていくのです。
でも、美容を楽しめなくなると、心の喜びが薄れていきます。
身体だけでなく、心まで不健康になってしまいそうに感じます。
人生を楽しもうという活力が湧かなくなっていくのです。
そう。
美しさのベースは人生を楽しんでいること。
内からエネルギーがあふれて生き生きとした姿が、美しさの原点だと思います。
つまり健康であることが、美しさにつながるのです。
Health and gaiety foster beauty.という英語のことわざがあります。
「健康と快活が美しさを育てる」という意味。
心身が健康でなければ、美しくなんてなれません。
今回の入院生活で、美しさの根本は健康なんだ、ということを改めて実感しました。
通販化粧品の広告に携わる者として、
美しくなるためのアイテムやメソッドを、
分かりやすくお伝えすることを常に心掛けてきました。
これからは、そういったお知らせとともに、
心身の健やかさを育む情報をプラスして、
たくさんの方に、本当のキレイを伝えていきたいと思います。
(A・S)